小説公募賞のご紹介 ~『このミステリーがすごい!』大賞~







長編小説のコンクールには、高額賞金を伴うものもあるが、
なかでも、”大賞賞金1200万円” という、一番高い金額をつけているのが、
2002年に始まった、「『このミステリーがすごい!』大賞」だ。


宝島社が中心になっている、推理小説コンクールで、
今では、最も注目を集める、推理小説の登竜門となっている。


歴史は浅いが、主な受賞作家として、『チームバチスタの栄光』で、
大ヒットを飛ばした、海堂尊がいる。


他にも、受賞作の映像化が、目立つコンクールだ。


このコンクールの特徴は、
一次審査から、選考委員のコメントをWEBサイトで公開し、
出だしの数ページを公開するなど、実態が見えにくい、
コンクールの審査過程を、一般公開している点にある。


一次で落選した作品に対しても、次回作へのアドバイスを行うなど、
きめ細やかな対応が、人気を呼んでいる。


何のジャンルにせよ、多くのコンクールは、
いったん出してしまうと、最終選考に残らない限り、
自分がどこまで進んだのか、知る機会はないものだ。


また、多くの小説新人賞は、最終選考を、
作家が務めるケースがほとんどだが、
本コンクールに限っては、書評家の面々が、
最終選考を行っている点も、特筆されることである。


他にも、大賞受賞作だけが、出版されるのではなく、
最終候補作や、編集部が選んだ、”隠し玉作品” が、
出版されることもあり、そのバラエティ豊かな作品群が、
業界のみならず、一般読者からも、注目を集めている。


レベルは高いが、デビューを目指す人にとっては、
出版作が多い本コンクールは、狙い目の1つと言える。






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