小説公募賞のご紹介 ~オール読物新人賞~







数ある小説コンクールの中でも、老舗と言われているのが、
”オール読物新人賞” である。


その歴史は、1952年開始と古く、かつては、年2回開催されていた。


別に、長い歴史を持ち、宮部みゆきなどを世に送り出した、
”オール読物推理小説新人賞” が存在したが、
2008年から一本化されたことは、残念である。


応募締め切りは、毎年6月20日で、
小説コンクールの中でも、多数の応募が例年殺到し、
プロ作家を目指す人の、登竜門としての地位を確立している。


主な出身作家は、


・藤沢周平
・佐々木譲
・山本一力


など、その道のビッグネームが並ぶ。


統合された推理小説新人賞からは、


・西村京太郎
・赤川次郎
・逢坂剛
・小杉健治
・宮部みゆき


と、錚々たる面々が、輩出されていることが分かる。


長く活躍する作家を生み出しているのも、1つの特徴といえ、
受賞者の幅広い年齢も、作品重視で選考していることが、読み取れる。


出版不況と言われて久しく、特に、文芸誌は右肩下がりで、
抜け出せないぐらいの、トンネルの中に陥っているが、
老舗文芸誌が、新人発掘の手を緩めず、
コンクールを続けていることには、大きな意義がある。


様々なコンクールが、創設と終了を繰り返している小説界だが、
応募者にとっては、受賞するだけでなく、その後も育ててくれる、
出版社もしくは、編集者と出会えるかどうかが、大切だ。


受賞するかどうかは、純粋に結果論だが、
プロとして売れるかどうかは、実力以上に、
運とタイミングが、大きな要素を占める場合がある。


目先の賞金で、応募先を選びがちな応募者も多いのが、現実だが、
プロとしてやっていくためには、その後のことも踏まえて、
応募先を選ぶのも、重要である。






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