小説公募賞のご紹介 ~横溝正史ミステリ大賞~







現在でも根強い人気を誇る、日本の名探偵と言えば、
江戸川乱歩の明智小五郎と並び、横溝正史が作り出した、
「金田一耕助」 が、挙げられる。


昭和51年に、角川映画・第1作目として封切られた、
『犬神家の一族』は、興行収入20億円という、大ヒットを記録した。
(※ 興行収入額は、当時の金額)


その流れも含め、昭和55年に、横溝正史に続くミステリ作家を、
世に送ろうということで、角川書店主催で始まったのが、
”横溝正史ミステリ大賞” である。


受賞を機にデビューした、代表的な作家として、


・斎藤澪
・姉小路祐
・柴田よしき
・井上尚登
・大村友貴美
・大門剛明


などが、挙げられる。


かつては、「新人賞番外地」などと、あだ名が付くぐらい、
受賞後も活躍を続ける作家が、少なかった時代もあったが、
現在では幾分盛り返し、第2弾、第3弾と、
良作を世に送りだしている作家も、少なくない。


一時期、テレビ東京とタイアップした、”テレビ東京賞” が、設けられ、
大賞じゃなくても、映像化される機会があったが、現在ではなくなっている。


今年で第35回の節目を迎えたが、12年振りの、
一切受賞作なしが、話題を呼んでいる。


惜しくも受賞は逃したものの、刊行された最終候補作も、少なからずある。


なかでも、第10回最終候補作の、鈴木光司の、『リング』は、
審査過程で圧倒的評価だったが、「ミステリーに当たらない」との理由で、
受賞はならなかったが、その後、刊行され大ヒットを記録し、
映画化されるとともに、その後のホラーブームの、先駆けとなった。


今後も本格ミステリの大家、横溝正史の名を冠している、
コンクールにふさわしい良作を、世に送り出してくれることを切に願う。






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